2020年8月20日 真夏のドMなモッチョム岳
夏に登るには適さない山が屋久島にもいくつかあります。
そのうちの代表格がこのモッチョム岳(笑)
もちろん、予約を頂いた時に詳しくお伝えさせて頂きましたが、私たちは夏のモッチョム岳に挑むことになりました(笑)
さすがに当たり前の時間にスタートしたら熱中症になりますので、夜明けと同時に登山開始です。
この時間ですとまだ涼しいです!
ちょうど上がって来た太陽の朝陽を受けて、森が朱く染まり出しました。
モッチョム岳は本当に急な山ですので、途中にある有名であり、存在感たっぷりの万代杉に出逢うころには汗まみれです(笑)
それでも、この万代杉という屋久杉はその労力に値する屋久杉だと思います。
山深い所で生きる3,000年と、海に面した山の尾根沿いで生きる3,000年では、やはり後者の方が圧倒的に大変だと思います。
過酷な条件で生き延びていることを想像させてくれる万代杉とは対照的に、ちょっとぬくぬく感が否めない環境で育つモッチョム太郎(笑)
この対照的な環境の違いも、観察するには面白いポイントです。
本当に真反対という感じです。
この日は途中からガスが稜線を覆いはじめてしまいました。
私たちが展望のある尾根まで上がった頃には真っ白でした。
それでも、足元が見えにくくなっている吊り尾根の登山道を歩き、ついに山頂のロープ場に到着です。
いやぁ、汗をいっぱいかきました。
Kさんが、山頂でお茶を点ててくれました♪
点ててもらったお茶も私には初めてのタイプでした。
抹茶をふんだんに使った濃いめの味で、氷水を使って点ててくれたのですが、これが最高においしかった!
この味は病みつきになります。
夏の暑い日に、このお抹茶はもう最高でした。
格別なおもてなしを受けてしまいました。
Kさん、本当にありがとうございます!!
トンボやセミ、カナブンなど昆虫のたまり場になったような山頂でしたが(笑)、いろんな昆虫に会えて楽しかったですよね♪
たまに雲が切れて少しだけ景色が見える場面もありました。
辺り一面の景色が見られなかったこと自体は少し残念でしたが、逆に薄雲がかかっていたおかげで大変気持ち良く山頂での時間を過ごすことができました。
頭上の雲が少し薄くなっただけで、猛烈に暑く感じたので、もし太陽が出ていたら私たちは山頂でのんびりとできなかったと思いました。
結果的に、とっても充実した登山となりました。
そうそう、夏ならではの貴重な植物たちとも出逢えたのも良かったです♪