2020年11月12日〜13日 1泊縦走ツアー(淀川登山口→白谷雲水峡)
ずっと雨マークが出ていた天気予報ですが、雨マークが曇りマークに、そして晴れマークへとどんどん変わって行きました。
それでも、島北部にある宮之浦では前日の夜にかなりの土砂降りだったようです。
おかげで、朝からごらんのような朝陽を浴びてのスタートを切ることができました。
とは言っても、この日は私たちが宿で集合してもタクシーが予約忘れて迎えに来なかったりして、色々とドタバタしました。
まさか…ひょっとして…と言う感じで、電話したら…そのまさかでした(^_^;)
それでもお二人の寛容な心もちのおかげで、気持ち良くスタートできたのでした。
東の方から雲は上がってくるものの、西側や南側を中心に雲が入って来ません!
花之江河にある一品宝珠大権現の祠にお祈りをする二人の後ろにも、秋晴れの真っ青な空が広がっていました♪
花之江河を過ぎ、黒味岳を回り込んだ所にロープ場がでてきます。
登山らしい感じがしてきました♪
宮之浦岳に取り付いた後は、浸食箇所が増えてきます。
背丈を超えるような浸食箇所もあり、抜本的な処置が必要なことを伺わせます。
私たちも身を小さくして、通り抜けました^^
北寄り+東寄りの風が無限に雲を宮之浦岳に運んできていて、常に白く覆われた状態でした。
それでも、この日のためにしっかりと体力作りなどで準備をしてきたお二人にとって、宮之浦岳山頂に元気で無事に登頂出来たことはとても感慨深いことでした。
お二人にも笑顔がこぼれます(*^o^*)♡
本来ならばこの雲は午前中の内に取れる予報でしたが、ずれ込んでしまったようです。
お弁当を食べ終わった頃には、ついに雨まで降り始めました。
雨も止み、上空には青空もチラホラ見え始めたのですが、この日は結局雲が残り続けました。
太陽が出ては盛り上がり、雲に覆われては「やっぱりねぇ〜」というのを結構繰り返しましたね(笑)
いよいよ夕方になり、夕陽の赤みを帯びた陽射しがヒメシャラの群落に差し込みます。
ただでさえ赤っぽいヒメシャラが、更に赤く染まっていきます♪
とても美しい光景でした♪
2日目 新高塚小屋→縄文杉→白谷雲水峡
まだ真っ暗なうちからテントを片付け、朝ごはんを食べる準備に取りかかりました。
小屋の周りでもまだ活動をはじめたのは私たちと数人くらいでした。
ですが、朝陽を浴びる縄文杉をゆっくりと見たいので、ここは頑張って早起きです。
朝ごはんをしっかりととって、元気いっぱいにスタートしました。
縄文杉へ行く途中、夜明けの瞬間に出逢う事ができました(*^_^*)
モルゲンロートを見ながらの登山は、本当に最高でした。
時折頬をかすめる冷たい風も、重い荷物を背負って汗ばんだ私たちには、格別のご褒美でしたね♪
縄文杉の前でしばらく待っていると、ついに雲を抜けて朝陽が差し込み始めました!
真っ赤に染まる縄文杉は結構レアなのですが、この日はまさしく朱く染まる縄文杉を見ることが出来ました。
みんな赤縄文杉を必死にカメラに収めたりした後に、赤から少し黄色く変わり始めた縄文杉をバックにして記念写真を撮りました。
宮之浦岳の山頂では晴れの景色を拝むことはできませんでしたが、その分朱く染まる縄文杉を見ることが出来てお二人ともとっても喜んでいました♪
この日は朝からとにかく雲が出ません!
昨日は真っ白だった奥岳も、真っ青な空のしたに稜線をくっきりと描きだしています。
あんな遠い所から歩いて来たのかと思うと、本当によく頑張ったなぁ〜って思えたはずです^^
体力作りをしっかりとしてきたお二人だからこそ、心から景色を楽しむ事ができたのだと思いますよ!
最高の状態の太鼓岩を後にし、急に増え始めた苔を眺めながら白谷雲水峡を下って行きます。
白谷川では、苔に覆われた沢に心惹かれ、2人揃って写真を撮っていました。
2日間の縦走となると、やはり色んなドラマがあります。
帰りもまたタクシーでドラマがありましたが、寛容で心優しいお二人のおかげで気持ち良く終わる事ができました。
記憶に残る素晴らしい2日間を本当にありがとうございました!!