カクチョウラン〜屋久島の野に咲く野生の大型ラン〜
和名 | カクチョウラン |
学名 | Phaius tankervilleae |
科名 | ラン科(Orchidaceae) |
観測日 | 2020.5.14 |
観測標高 | 盗掘防止のため未発表 |
カクチョウラン(鶴頂蘭)の特徴はと聞かれれば、まずはその大きさですかね。
日本でも最大サイズを誇るランです!
私が見た株も60cm〜120cmくらいだったでしょうか。
とにかく映えるランです。
このランは、野生では屋久島・種子島以南が自然分布となっているので、多くの人にとっては野生で見るよりは園芸品種として見ることが多いかもしれませんね。
それと、その美しさと華やかさ故に盗掘が耐えません(絶滅危惧Ⅱ類)
屋久島では本当に出逢えない花の1つで、お隣の種子島でもやはり同様のようです。
綺麗な花を庭で育てたい気持ちは分かるのですが、できたら販売されているものを購入して、大事に育てて貰えたらと思います。
花が付いてない状態での株でしたら、1,000円〜2,000円で購入できるようですが、自然分布エリアを見て貰えば分かる通り寒さに弱いので、そこだけは注意が必要ですね。
上の写真を見て貰うと分かりますが、屋久島で見かけるカクチョウランは陽が燦々(さんさん)と当たる場所で見かけます。
ですが、他の地域の写真を探して見てみると、日陰でも育っているのを見かけます。
日陰で育っている個体を見つけたいなぁ。
そうしたら、周りの草が一気に減るだろうから、カクチョウラン自体の存在がまた浮かび上がりそう♪
でも、どんな状態でも自然な状態を表しているのが野生のランの醍醐味ですがね。
環境あってこそです^^
そうそう、生育環境でもうひとつ。
ここ、太陽の光はガンガン当たる場所なのですが、地面はいつも湿っています!
そこがポイントですね。
陽当たりがある程度よく、湿り気がある場所をこの時期に探していたら出逢えるかもしれませんよ。
もし日陰の個体に出逢ったら、是非ご一報を♪
半日陰くらいの場所ならあるのかもなぁ…
最後に、5月の雰囲気を感じながら風に揺らめくカクチョウランをご覧ください。
1分弱の動画ですので、癒し効果バツグンだと思います(笑)