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コカゲランと小さな蜘蛛

コカゲラン〜屋久島の里山に咲く菌従属栄養植物〜

 

和名 コカゲラン
学名 Didymoplexiella siamensis
科名 ラン科(Orchidaceae
観測日 2020.5.17
観測標高 盗掘防止のため未発表

 

梅雨の暗い照葉樹林。

足元にはヤマビルが絶対にいる状況の中で、普通ならば可能な限り足を一箇所に留めておきたくないです。

そんな中、暗い足元に咲く小さな小さなコカゲランに気づくのはかなり難しいです。

私も先輩ガイドのSさんに教えてもらってはじめてこのランの存在を知ったくらいです。

コカゲランの写真

 

珍しいランなのは間違いなく、環境省のレッドリストによると絶滅危惧ⅠA類に分類されています。

ⅠA類の定義は、「ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの」です。

菌従属栄養植物は、極めてその環境に依存するので、増やすためには同じような環境をまずは増やさないといけません。

 

今年はコロナの影響で、ランをじっくりと見に行く機会に恵まれたわけですが、何となく菌従属栄養植物が好きそうな場所というのは分かってきました。

ただ、先程も書いたように結構レアで絶滅さえ視野に入れなくてはいけないような種も多いが本当のところで、その辺はここでは触れないようにしておきます。

 

このランが属するヒメヤツシロラン属というグループがあるのですが、その特徴が下の写真で矢印でしめしている鈎状(かぎじょう)の翼です。

コカゲランの鈎状の翼のアップ写真

 

ただでさえ小さなランの花を見るには、ルーペも持って行った方がいいなぁと思い始めました。

もちろん、写真を撮って拡大しても見られるのですが、やはりその場で色んな事に気づいては確認するという作業を繰り返せる方が学びが多いと思います。

しかし、ランというグループは本当に不思議だなぁと思いますね。

そこが楽しさというか、魅力のような気もしてますがね(^_-)-☆

 

最後に、写真を撮り始めてから気づいたのですが、蜘蛛が近くに巣を張っていました。

コカゲランと小さな蜘蛛

 

この小さくも美しいコカゲランの花に引き寄せられた虫たちを補食しようとしてたのかもしれませんね!

本当に小さな世界のできごとですが、なんとも美しい世界です。

 

 

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