2018年8月19-20日 1泊宮之浦岳
最初はオーソドックスな1泊縄文杉ツアーでご予約頂いていたのですが、1泊宮之浦岳に変更したいという打診がありました。
ブログを見て、やはりコチラにしたいと。
ただ、宮之浦岳を初めとする奥岳の山々では、晴れが期待出来るかは分からない旨をお伝えして、それでもという事になりました。
それにしても、リピーターさんではなくて、初めての屋久島でこの選択はスゴイ!
メジャー処をバッサリと切ってでも参加してくれるなんて、その心意気が素敵です!
そんなやりとりをしている最中、台風19号が突然的に発生→北上…。
日程を当初の予定から1日ずらして開催し、ちょうど晴れ間が出来そうなタイミングだったので1泊宮之浦岳ツアーを決行しようとなりました。
朝は小雨交じりのスタート。
歩き始めて1時間後くらいに出て来るのが、この清流・淀川。
モヤがかかっていても綺麗だったのですが、木漏れ日が入って更に輝きが倍増!
いつまでも眺めていられるようなこの清流をバックに写真を撮りたいというお二人♪
橋の横幅はそんなに無いので、ちょっと近すぎて奥さんのHさんは緊張気味なのでしょうか^^
途中に巨大なハリギリが現れます。
ガスと苔に覆われたその立派な枝振りは、通る人の足を止めさせます。
実際の樹高と、この枝のどちらが長さがあるのか分からないくらいです。
徐々に雨も降りだし、カッパを着たり傘を差したりしだした後、小花之江河に到着です。
到着するなり、ヤクシカさんのボリボリと草をむさぼる低音が湿原に響いています。
もう一心不乱とはこの事で、私達になんて一瞥さえよこしません!
ただ、湿原の奥にいたメスに対しては、しっかりと反応していました(笑)
いよいよ奥岳のトラバース(山の中腹を、高度をほとんど上げずに歩きます)です。
急登を終えた後は、ヤクザサ帯をお散歩です。
通常は背丈くらいのヤクザサなのですが、強風によって高さを抑えられたスギとヤクザサのトンネルがたまに有ったりします。
そこを抜けて来るお二人。
ヤクザサに付いている雫でビシャビシャです…。
でも、そういうのも普通になってしまうから不思議ですよね!
まぁ、お二人は装備がしっかりしてたので、そこまで濡れていなかったようです。
途中、山頂が見える時間も少しありました。
空が割れて景色が見える時間もほんの少しありました。
山頂にいる間もうっすらと雲の向こう側が青いのが分かったんです。
雨雲レーダー見ても、雲は全く無い。
降水確率も問題ない。
でも、あとほんの少しだけ晴れませんでした。
それでも、私達は九周最高峰に貸切で居る事が出来ました^^
雲が薄くなってはオォ〜!と盛り上がったり(笑)
結局雲は取れず、下山時には更に雲が濃くなって雨模様に。
2日目の午後は雨となる事は分かっていたので、これは予定通りですかね^^
投石湿原でヤクシカ3頭が揃っていたのですが、もう小躍りするようにピョンピョン跳ねたと思ったら、突然猛ダッシュを始めたりと、子鹿はまるで子猫や子犬がじゃれているようでした。
可愛かった〜(*^o^*)♡
今回は、山頂での景色こそ無かったものの、台風19号の影響を避ける事が出来、安心安全に屋久島最高峰までゆっくりと行けただけでもラッキーでした。
少しだけでも晴れの景色を見せてあげたかったとは思いますが、これもまた登山♪
失ったものなど何一つなく、得た物だけですからね!
今回は、日程も柔軟に対応してくださりありがとうございました。
そして、一緒に可能性を追い求められたことに感謝です。
今回お二人が参加してくれたのが…
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