2015年9月12日
次男と愛子岳に登って来ました。
個人的に愛子岳に行きたくて、息子達を連れて行ける所まで行ってみっか〜となったのです。
すると、長男が土曜日なのに学校だとかorz
休めば良いんじゃないのぉ〜…って提案してみたものの、図工が休めないとかw
次男(すけ)には長男(さく)が学校で行けないけどどうする?って聞いたら「ボクは行く!」という
力強い返事wサクは行けない事が決定的となり、がっかりでテンションダダ下がり…。
また今度みんなで一緒に行こう!と言ってひとまず納得させましたが…(納得してないだろうけどw)
愛子岳はご存じの人も居るでしょうが、標高差1,000mで往復8.8km、岩場やロープ場も山頂付近にあり、屋久島では急峻な山として知られています。
しかも、山頂手前までずっと変成岩が出て来る屋久島の高い山では珍しい山。
その変成岩がまぁ滑るんですよね(^^;)
当日朝までもっと楽な山の方が良かったかなぁという考えが脳裏を過ぎるものの、無理なら戻れば良いかぁ〜ってノリで6時に家を出発。
すけさん(5才と8ヶ月)は、もうワクワクw朝早いにもかかわらず目はギンギンw面白いやつですw
さて、登山口で軽い朝食。
食べているとカラスバトの鳴き声が響き渡り、一瞬ビビッておにぎりを持って立とうとするすけさんww
メッチャかわいらしいw確かに不気味な鳴き声ですもんね^^
そして、7時を少しまわった所でいざ出発です。
何処まで行けるか分からんけど、出発じゃ〜♪
サクも来れれば良かったのにね…、としょっちゅうケンカするくせになんだかんだ兄貴想いなんですよねぇ。
果てしない照葉樹林を抜けて行くこのルート。
ずっとずっと登りなのですが、稀にこんな気持ちの良い場所もあります。
途中で、すけさんはぶん廻す枝をを物色していますw
これは、子供はいつもやりますねw
尾根沿いの照葉樹林という似た景色が延々続くので、写真映えはしないルートですね(^^;)
標高800m付近から徐々にしっとりとした林床になり、1,000mあたりでは苔が如実に増えてきて森の色が一気に茶色から緑へと変貌を遂げていきます。
すけさんの"相棒(私は昔から山を共にする棒をこう呼んでいますw)”も既に二代目となっています。
一代目は朽ち木と勝負して負けたようでw、優秀な二代目と出逢ったようです。
この相棒が、最後まで伴侶となる事になるのですがね(^_-)-☆
1,100m手前からずっとロープ場です。
私が言う前に、「これ、帰り危ないね…。気を付けないとね」とすけさんがボソッとww
それが実感出来るだけ、立派なもんだなぁと思いました。
単に怖いとかじゃなくて、次の行動を示した点が本当に驚きでした!
山頂の基部付近は岩が露出していて、高度感も出て来ます。
ロープは径が太すぎて、子供には持ちづらいのですよね。
だから、基本、岩をガシガシ登って行きます。
「Vivaで登っていて良かったね」と本人談w。
Vivaとは屋久島にあるクライミングジムで、たまに遊びに行って登っているのです。
本格的には教えているわけではないので、楽しんでいるだけなのですが、それでも「登る」という事と「挑戦する」事、そしてそれが楽しく達成感のあるものだという事は自然と感じているようです。
一箇所だけ自力は無理そうだったので、お尻を持ち上げて一段上の岩に上げてあげました。
ここは、帰りはザイルで確保して下ろそうと決めた場所です。
そして、すけさん岩場でのルートファインディングでちょこちょこ間違えて修正されながら、ついに山頂に到着です。
山頂部だけガスってしまっていて景色はあまり良好ではなかったですが、時折、荒川ダムや中島権現岳の岩壁が見えました。それにしても、すけさんの喜びは本当に純粋でした^^
久しぶりに心の底から感心しましたね。
すけさんは写真では笑顔が作れない子なのでww、記念写真を撮った後とかにこういう自然な表情がでますw
親子での記念写真も岩にカメラ置いて撮りました。
脇をツンツンして変顔を防止したのが下の一枚です(○´艸`)ウシシシシ
そして、やっと到着〜 \(^O^)/
実に11時間かかりましたが、すけさん自力で歩き通しましたぁ。
本人は結局一度も疲れたとか言わず、ニコニコと歩いていました。
後で聞くと、サクが登ったことが無い山を登ってやりたかったと言っていましたw
兄弟の存在はやっぱり大きいですね♪
今度は長男も連れて、また違う山に出掛けたいと思います(*^_^*)
今回登った愛子岳は、やはりファミリー登山としては向かないと思いますw山慣れた親御さんで、最悪背負って帰ってくるくらいの覚悟があれば良いと思いますがね^^
実際、帰りの山頂基部では、ショートロープで確保して下りましたし。登りで手伝った場所は、帰りはロープで確保して下ろしました。さすがにあそこは身長が無いと無理です。そういう意味では、最初から確保する準備が必要ですね。大人でも注意した方が良いと思いますよ。
あと、水場は無いと思って十分な量を持って行ってください。
私達は2人で、水2.5Lとスポーツドリンク1Lを持って行きました。
あと元気の源、お菓子もたくさんねw
登れた登れないより、やっぱり楽しめたかどうかが基準ですからね^^
どの山に登るにしても、ファミリーで登る場合はこの基準をお忘れ無く♪
楽しい範囲でチャレンジ要素があると、子供は燃えますねw