いやぁ、今年の屋久島はホント寒いですわ〜。
例年でも寒い日はたくさんありますが、必ず温かい周期があります。
これが今年は無いんですねぇ。しかも、丸1日晴れという日も少ない。
冷えてますよぉ〜、屋久島は!!
てな訳で、去年は超ショボイ雪だったので、今年はリベンジ♪
どうせだから、永田岳方面に行ってみようということになり、二泊三日で行って来ました。
天気予報では3日間とも曇りと雨。
まぁ、上ではずっと雪かな(笑)
さて、今回一緒に行ったのはミズハとねぇさんと太郎ちゃんと俺↓。
いよいよ森に入るために、アイゼンなどの装備を固めていざ出発さぁ。
雪は結構締まっていて、アイゼンがメッチャ効いて歩きやすかった。
一歩森に入れば、そこは屋久島です。巨木と雪の織りなす景色が堪らなく美しい!!
もう感動しっぱなしで(笑)、まぁ前に進むのが遅い。って、俺が写真撮っていたからかな(笑)
標高1,300m近くなれば、森の様相も変わり少しは歩きやすくなるかなぁ??
相変わらず「綺麗だぁ〜♪」を連発しながら歩いていると、来ましたよ。ブッシュ帯・・・。
これがいっちゃんキツイです。見ている分には、最高に綺麗だけどね♪
藪を鬼の形相でくぐり抜け、カッパをアイゼンでひっかいてしまい(泣)、しかもコケて・・・。
普通に歩いている分には良いけど、藪を跨ぐときにどうしても変な姿勢で足を上げるからねぇ。
無念じゃぁ。
あ、これ↓は記念撮影。藪漕ぎでザックカバーが取れかかっているのが美しくないなぁ。
太郎ちゃん、ちゃんと教えてよぉ〜 σ(`´メ∂
この後も、よっつん這いになったり、匍匐前進したりで一向に進まない!
どんどん暗くなり、道も分かりづらくなってきた。
途中の沢で、これ以上は無理と判断してテント泊に。
谷がスッポリ埋まっていたので、スコップで整地してテントひと張り分のスペース確保。
しかも、水はすぐ横♪雪から湧かすのは時間もガスも余計に必要だから、これはラッキーだね。
俺と太郎ちゃんは両端に寝て、しかもアホなことにThermarestの120cmで、薄いやつ(泣)
これで雪の上は堪えたぁ。やっぱり厚いのも買おうっと。
それでも、横になって寝ていれば結構疲れは取れるモノ。
朝からまたハイテンションで二日目の始まり。
二日目。
昨日はそのまま地図通りに行こうと思っていたのだけど、よく地図を見ると横の谷を上がっていっても
鹿之沢小屋に辿り着きそうだ。尾根のブッシュ修行をするくらいなら、いっそこっちの谷を行こうと
一人偵察に。するとまぁどうでしょう♪快適快適 (*^^)v
こりゃ〜良いわぁ。「お〜い、こっち良いぞぉ」って事で、谷を進むことに。
みんなで10m程進むと、バフッと鈍い音が・・・↓。
あわわわ (O_O)
どうやら所々薄いようですね。
みんなは引き気味(笑)でも、面倒くさがり屋の私は歩くことに。この快適さを手に入れるためなら、
喜んで落ちるリスクを受け入れましょう♪
結局二度落ちました(笑)でも、落ちても即脱出。これで何とか足はドライのままを保てました。
え〜、足を濡らしたMさんにみなさん合掌〜♪
でも、程良いハプニングは良い思い出&経験だよね。うん。
小屋に到着し、サブザックで永田岳へ。
時間的にはとても山頂を目指すのは無理そうだし、視界も無さそう。
ローソク岩展望台付近までは行きたいなぁと。
地図とコンパスで、登山道の完全に消えた山を歩いて行きます。
ルート取りで、疲労度と時間が大きく変わるからねぇ。
やっと藪との格闘を終えて稜線に出ると、俗に言う「海老のしっぽ」があちらこちらに。
もはや天ぷらになっていますね (^◇^)
ここまで衣付いてたら怒りそうだなぁ(笑)
しっかしどうですか、この景色。
芸術ですね、芸術。
コレ↓なんて岩ですよ。
雪を身に纏った猛獣がウロウロしてます。
もう感動はピークを通り越し、どこか異次元へ。
本当に綺麗だったなぁ。
この日は小屋で寒いながらも快適に眠りました。
朝起きると、昨夜念のために小屋周りを掘っておいたのに、
もう40cm以上は積もっています。ドアが何とかギリギリ開き、まだ雪かき(笑)
昨日掘っておかなかったら、完全に閉じ込められますね。鹿ノ沢小屋を冬期利用する人は
要注意です。ちなみに、細い人限定で二階の小窓から手品のように出られます。
太っちょさん、スタイルの良すぎる方は通れませんよぉ〜。小柄な人を連れて行きましょう(笑)
そんなこんなで、三日目は更に酷い藪漕ぎを余儀なくされ、スノーシューやワカンを履いて何とか
無事に下山してきました。ホントに濃密で、楽しい三日間でした。
今度は蒼い空と、白い雪のコントラストを見たいなぁ♪