SHARE:

finetrackドライレイヤー「BASIC」と「COOL」を屋久島で着比べてみた|真夏ならどっちがおすすめ?

finetrackドライレイヤー「BASIC」と「COOL」を屋久島で着比べてみた|真夏ならどっちがおすすめ?

※本記事には広告リンクを含みます。汗だくのガイドが、汗だくで検証しました。

屋久島の夏でも、こんなに暑くなるのか…。

雨の島・屋久島で約ひと月雨がほとんど降らなかった。20年以上前にもそんな年があった記憶はありますが、すごく久しぶりです。

雨が降らないと、自然の冷却機能も効果半減。屋久島の里域で35℃を見ることになるとは…。

気象庁のデータだと、7月の降水量は平年の3.4%。あとで詳しく載せますね。

なので、ツアーをしていても汗だく😆こんなに汗かいたっけ?ってくらい汗かきました。

手には手ぬぐいを折りたたんで、流れる汗を拭きながら登ってましたもん😂普段ならば、たまに汗を拭けば大丈夫なんですけどね。今年はヤバイ。

「BASIC」では耐えられなかった真夏の屋久島

しかし、今年の私には秘策がありました。

かねてから買い換えたいと思っていた、finetrackのドライレイヤーを購入済みだったのです。私が持っていたのは、「BASIC」タイプの半袖と長袖。

なんだかんだともう7,8年は使っているから、もはや機能性があるのかどうかも怪しい😁所々破れたりしているし…。

ただ、夏に着用することは今までは無かったので、通常は少し涼しくなりだした時に長袖の下に着るとか、半袖の下に着るみたいな感じで使っていました。

最初は、普通に「BASIC」を買い換えただけだったんです。オールシーズン対応なので、「夏もこれで対応させよう」そう思っていました。

いざ、「BASIC」を着てみたら、「あれ?なんか暑くない…?きっと少ししたら涼しくなるよな…」

山に向かう運転中も暑いな…。

あれ?1日中暑かったな…😥

「BASIC」を夏に着たらこんなに暑いのか!!と衝撃でした。

2日ほど我慢して「BASIC」着用でツアーに行きましたが、暑すぎてもうこれは無理やろ…と思い断念。追加で、「COOL」を購入しました。

すると、こちらは着ただけで既にヒンヤリ😲このヒンヤリ感は、誰が着ても感じる事ができるレベルのものです。ある意味、着るのが楽しみになるくらい。

私が購入したのはこちらです。「COOL」は黒一色、「BASIC」はカラー展開がありますので、気になる方はチェックしてみてください。男女別なのでそちらも注意ですよ。

私はきつい衣類があまり好きではないのですが、このドライレイヤーは身体に密着している必要があります。

正直、最初の数日はこのピッタリ感がちょっぴり苦手でしたが、これも数日経ったら気にならなくなっていました。

着ただけでも涼しい。その上、登山中の汗を素早く肌から離してくれて、上のウェアへと移動させてくれます。

汗をかいた皮膚の表面って意外と冷えているんですよね。身体の内部は熱くてもです。私は、お腹の部分が冷えるのがいやだったので、あの守られている感もすごくありがたかったです。

ということで、先に結論を伝えておきます。

真夏ならば、finetrackのドライレイヤー「COOL」一択😁

ドライレイヤー「COOL」を実際に使って感じた長所・短所

では、この結論の根拠となる考え・経験則・データなどを用いて、このドライレイヤー「COOL」を実際に着てみた上での長所と短所を書き出してみます。

長所

  • とにかく汗を肌から素早く離し、上のウェアへ移動させてくれます。暑くて汗だくな時でも肌をドライに保ってくれます。
  • 肌から離れた汗がTシャツへ移る前に、ドライレイヤーとTシャツの間にタオルを入れて拭き取ってしまえば、Tシャツが濡れるのを少し遅らせることもできます。
  • 汗冷えを予防できます。
  • 何より、着心地自体が抜群で、しかも汗でべたつくとかないので、快適そのもの✨️
  • 洗濯してもすぐに乾くので、連日の着用も可能!

短所

  • ややお値段がします…。(COOLは6,710円。BASICは5,280円なので、差額1,430円。いずれも税込)
  • 洗濯はネットに入れて大事に洗う必要があります。

皆さんも、私と同様に「BASIC」と「COOL」のどちらを買った方がよいのだ?と疑問をもつはずです。

BASIC(ベーシック)とCOOL(クール)を比較してみた

そこで、「COOL」と「BASIC」の比較をしてみます。

まずは、二種類を車のボンネットに並べて見た目の比較をしてみました。質感の違いが伝わりますかね?

ファイントラックのドライレイヤーベーシック(左)とクール(右)を並べて質感を比較

もう少しアップにしますね。袖の部分を並べてみました。

ドライレイヤーベーシック(左)とクール(右)の袖のアップ。クールの方がメッシュの穴が小さい

意外なことに、「COOL」の方が穴が小さいんですよ。穴が大きい方が涼しそうなイメージですが、着用してみると圧倒的すぎるレベルで「COOL」の方がヒンヤリして快適です。

次に透け感を見比べてください。

日光にかざしたドライレイヤーベーシック(左)とクール(右)。クールの方が背景の木々が透けて見える

ところがです!

光にかざして見ると、「COOL」の方が背景が透けて見えるのです!

素材の違い自体も大きいとは思いますが、これが通気性といいますか、涼しさの理由なんでしょうかね。

こんな風に、見た目も遠近で印象が異なり判断しづらい。

そこで、「COOL」と「BASIC」の比較を項目別に並べてみました。

見た目だけでは違いが分からないので、メーカーのデータと私の使用感を合わせて比較してみます。

これを見たら、比較がしやすいと思いますよ。

項目ドライレイヤー BASICドライレイヤー COOL
コンセプトオールシーズン対応真夏・高温多湿専用
生地の厚み薄手超薄手(約20%薄い)  
涼しさ標準BASICの約2倍以上の涼感(q-max試験)※
保温性適度にある約50%低い(熱がこもりにくい)  
肌触り柔らかいより滑らか・ひんやり感
素材ポリエステル主体ナイロン主体
想定する発汗量普通〜多め非常に多い
おすすめ季節春・秋・冬真夏中心
登山一年中夏山・低山・ランニングなど
初めて買うなら△(用途限定)

※finetrackによるq-max試験。指定ベースレイヤーとのレイヤリング時の比較。

とここまで見て、やっぱり買うならば「BASIC」か…。そう思ったそこのあなた。

私と同じです😂しかし、夏の着用を考えているのであれば、「COOL」一択です!夏に使うならば、「BASIC」は諦めて「COOL」で行きましょう。理想は1着ずつ。それが最適解です。

ここで重要なことをひとつ。「BASIC」自体は非常に優秀なドライレイヤーです。ただし、真夏の屋久島という条件では「COOL」が大正解だったということです。

屋久島ならどちらを選ぶ?

その前に、2026年の屋久島の夏がどんな夏だったのか、気象庁のデータを置いておきますね。「今年がたまたま暑かっただけでは?」と思われそうなので😅

2026年7月の屋久島(里)実績平年
月降水量12.5mm362.4mm(平年比3.4%
日照時間258.8時間209.9時間(1.23倍)
平均気温28.6℃27.0℃(+1.6℃)
最高気温35.1℃(7/25)
真夏日/猛暑日28日/2日

7月13日から8月3日までの22日間は、まとまった雨がゼロ。しかも7月の平均気温28.6℃は、1938年の統計開始から89年間で2番目に暑い7月でした(1位は1971年の28.9℃)。雨の島が、ひたすら照っていたわけです。

※気象庁「屋久島」観測所(標高約37m・里の観測所)の値。平年値は1991〜2020年の30年平均。山の上はこれより涼しいです。

では、いよいよ屋久島という地域に絞って、経験則を付け加えていきましょう。

「COOL」を着用して快適だった場所

白谷雲水峡西部林道太忠岳黒味岳ヤクスギランドなど

「COOL」を着用して冷えすぎてしまったこと

7/1〜8/15の期間で冷えすぎて困った場面はありませんでした。ただ、リバーカヤックでは泳ぐ機会があるので、私の使い方ではもったいないからカヤックの時は着ないでおこうとなっています。

沢登りでは、もう大分前からドライレイヤーは必須です。沢登りの場合は、保温が目的なので「COOL」ではなく【沢用の防水系ウェア「フラッドラッシュ」】を利用しています。ドライレイヤー「WARM」も利用できるので、こちらだと秋・冬山にも流用可能ですね!

また、太忠岳に登る朝は気温17℃の時とかもありました。そんな時も着用しましたが、その時点では「COOL」だと冷えちゃうかな?と軽く心配しても、結局は「COOL」を着てきて良かったとなります。

夏場は湿度も高いことが多いので、「COOL」一択という結論は変わりませんね。

気温だって、結局は上がってきますもんね😅

白谷雲水峡などは標高が低めなため、歩き出してすぐに汗がでてきます。特に歩き出しは身体がまだ登山モードになっていないから余計にです。

西部林道は、息をしているだけで汗をかきます😂(言い過ぎのような、真実を突いているような)

そんな時は、ドライレイヤーと上のTシャツの間にタオルを潜り込ませて、ササッと吸い取ってしまいます。

そうすると、Tシャツ自体が乾いている時間を延ばすことができて、より快適になります。

そんな面倒なことをしなくても、汗のべたついた気持ち悪さはほとんどありませんけどね。

まとめ

少なくない割合でドライレイヤー自体要らないだろ…という意見もあろうかと思います。

正直に言えば、ドライレイヤーがなくても登山はできます。

でも、一日中ガイドをしている私にとっては、もう元には戻れません。

夏の屋久島を少しでも快適に歩きたいなら、私は迷わずドライレイヤー「COOL」を選びます。

真夏に屋久島を歩く予定があるなら、きっと「買って良かった」と思える一枚になりますよ。

もちろん、屋久島以外の山でも使えますしね😉

最後にもう一度、リンクを置いておきますね。私が2日で音を上げて買い足した、その一枚です😅

この記事が気に入ったら
フォローしよう
最新情報をお届けします
あなたへのおすすめ