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対馬の海とそこで暮らす人たちが関わるツアーに参加してきた

 

午前中に浅茅湾で半日たっぷりとカヤックを堪能した私を迎えに来てくれたのは、昨年屋久島にAT視察に来てくれた対馬観光物産協会の村瀬さん。

現在育休中にもかかわらず、この日の私の対応を買ってでてくれました。

感謝しかありません。

対馬エコツアーの半日シーカヤックツアーの様子を3人揃って岸から撮ってくれた写真

 

 

そのご縁で対馬の情報をもらったりしていたのですが、この日お会いできるということになりでは会いましょう!となりました。

そこから話は更に発展し😄、この日の午後と夜だけだったら時間が取れるということで、西部林道のツアーにも参加してくれた対馬里山繋営塾の川口さんとあもちゃんたちが企画しているツアーの一環に急遽参加させてもらうことになりました。

参加させてもらったツアーの内容はコチラ👇

https://tsushima-gbt.com/tours/5972

 

そんな村瀬さんですが、赤ちゃんのRくんを抱いての登場でメチャクチャ癒やされました。

運転してくれている村瀬さんの後部座席で、私とRくんはしばらく見つめ合いながらのドライブ🚙となりました😍

もう時間がギリギリだったので、近くのスーパーに寄って 🍙 だけ買ってすぐにツアーに合流しにいきました。

既に説明が始まっていたところにコソコソとお邪魔し、合流させてもらいました。

 

そして、いざ漁船に乗り込みツアー開始です。

そのツアーを実際におこなってくれるのは、ここ対馬で漁業を多角的に経営されている丸徳水産さんです。

その名も「海遊記ツアー」!!

https://marutoku-suisan.com/kaiyuki

 

海を生業の場所とする漁師さんが、対馬の海と一緒に生きて行くために、そしてその海を未来の子供たちまで残していくために、このツアーが生みだされたようです。

丸徳水産さんは、本当に色んな活動をされているので、漁業に携わる方たちは本当に参考になると思います。

また、対馬の美しい海を守り、そして使わせてもらっている漁師さん達との経験は一般の観光客の方たちにとっても、すごく有益だと思います。

単に対馬の有名な観光地をカバーする普通の旅をするには、対馬の魅力は余りにももったいない!

単なる旅行で終わらないために、素晴らしい自然とそこで暮らす人々に是非関わって欲しいと思います。

 

前振りが長すぎました😅

まずは船に乗って出発です。

 

 

いきなり有名な「万関橋(まんぜきばし)」の下を船で通り抜けます。

対馬・万関橋を船から見上げる

 

浅茅湾と三浦湾の間に掘削された万関瀬戸と呼ばれる運河に架けられた橋がこの万関橋です。

明治の後期に、南下政策をとるロシアとの戦争気運が高まったため、日本海軍は水雷艇を対馬海峡東水道に出撃させるため1901年に久須保水道(万関瀬戸)を削って作ったそうです。

現在はこの橋によって、対馬の上と下が結ばれているという訳です。

対馬・万関橋を浅茅湾から眺める

 

入江が複雑に入り組んだリアス式海岸を擁する浅茅湾では、真珠や魚の養殖も盛んです。

ツアーでは、サバやブリの餌付けもさせてもらえます。

餌付けをしながら養殖業について熱心に話をしてくれるのが、海遊記ツアーにもの凄い情熱を注いでいる犬束祐徳(いぬづかゆうとく)さん。

彼を抜きにしてこのツアーは成り立ちませんね😊

ガイドさんに持っていて欲しいなぁと思う要素を、祐徳さんは持っていますよねぇ〜。

いやぁ、見ていて気持ち良かったですよ😊✨️

更なる経験を積んでいったら、もっともっとパワーアップして〜。

楽しみですねぇ〜。

養殖の魚に餌をやる漁師さん

 

餌をあげた時の、魚の食いつきエグイです😆
実際のツアーでは餌やりも体験できるそうですが、見ているだけでも十分です😂

養殖のサバに餌をあげたときの食いつきが凄くて水しぶきが舞い上がる様子

 

今回は漁船1艇では乗り切れなかったので、もう1艇にも分乗してます。

こんな感じで海を疾走します。

人数の関係で海遊記ツアーを行うもう1艇の漁船

 

驚いたのはクロマグロの養殖!!

初めて見た!しかも養殖ですよ。

クロマグロが養殖されて食卓に上る時代なんですよねぇ〜✨️

こちらも餌となるサバを生け簀に放り投げる訳ですが、一瞬でサバを飲み込んで直ぐに水中へと消えて行く様はやはり特別な存在感を感じました。

こちらは海遊記ツアーに協力してくれている漁師さんの生け簀です。

なんとクロマグロの養殖を見て、餌やりを体験

 

船は黒島と呼ばれる島に近づいていきます。

浅瀬なので船は岸までは近づけませんが、白い砂浜が遠目にも分かります。

対馬には一部石英斑岩があるのですが、それらが風化してできた砂浜があります。

この辺のどのあたりに石英斑岩があるのかがちょっと分からなかったです。

昔はとても綺麗な砂浜だったそうなのですが…

ゴミの漂着物が一番多いスポット

 

残念なことに、現在は漂着物で一杯です。

片付けを試みても、漁網が絡み合いすぎて、もうビクともしないそうです。

ここで見られるゴミは、日本のゴミよりは大陸からのゴミが圧倒的に多いのですが、私たち日本人が出すゴミはアラスカやアメリカ西海岸などにたどり着いているので、単純に今そこにあるゴミを見て発生元の国だけを責めることはできません。

ゴミを海に捨てない包括的な取り組みが必要ですね。

絡み合った大量の漂着物

 

港に戻ってきて、今度はイスズミ(屋久島ではヒツオと呼ばれています)の加工現場を見させてもらいました。

写真👇は冷凍されたものです。

海藻を食べ尽くしてしまう迷惑な魚がこのイスズミで、以前は海藻豊かだった対馬の海が今はほぼ海藻がゼロになるくらいまで減ってしまっています。

もちろん、海藻を食べるのはガンガゼのようなウニの仲間も居るのですが、このイスズミが食べる海藻の量は本当に半端ないです!

食べた内臓の中身を見せてくれたのですが、とてつもない量でした。

このイスズミを他の漁業者たちの皆さんとも協力して捕獲し、他の漁師さんが獲ったイスズミも買い取り、それを加工して販売するところまでこぎつけているのがすごいです。

ちなみに、イスズミは臭すぎて釣り人も釣ったイスズミは置いて行くほどです😅

なので、美味しい加工品にするには工夫が必要というわけです。

対馬では学校給食にも出されているみたいで、地域との結びつきという点もそうですが、子供たちがそういう活動をしている地域の人をより深く理解する機会になるのが素晴らしいと思いました。

イスズミ(屋久島ではヒツオと呼ばれる)

 

そんな丸徳水産でアイデアを出し、地域の方たちも巻き込んでやっているのが祐徳さんのお母さんの犬束ゆかりさんです!

いつも笑顔で本当に素敵な方です。

もう絶対に欠かせない存在です。

間違い無く丸徳水産の、いや対馬のキーマンでしょう♪

お話も素晴らしいものでした。

 

対馬里山繋営塾ではご自身たちでのガイド業だけでなく、こういった地元の方たちを繋ぐ役割もしているのがすごいなぁと思いました。

代表の川口さんのビジョンは大きいです。

そして、あの多忙っぷりもヤバイ😆

エネルギーに溢れていますね。

 

勉強になるお話のあとは、地元の食材をふんだんに使ったお料理をご馳走になりました。

例のイスズミのつみれみたいなものも美味しく頂きました。

そうそう、このお話を聞いた場所は、「肴や えん」と呼ばれる地元でも有名な居酒屋さんなのです。

丸徳水産のご家族をはじめ、スタッフの方たちも含めて経営されているのですが、家族全員でいろんな事業を盛り立てている姿は本当に印象的でした。

それは、人が集まるはずですよ〜😊

肴や「えん」での食事

 

1日ご一緒させてもらった皆さんと懇親会。

私はこの日だけの参加でしたが、皆さんは翌日からもまだまだ濃いプログラムが盛り沢山です。

お隣の口永良部島からも参加していた方が居て、驚きでした!

こういう方たちが各地の未来に良い流れを作って行くのだと信じています。

肴や えん の美味しそうな料理を目の前におあずけ状態

 

川口さん、あもちゃん、お世話になりました。

そして、色んな調整役をしてくれた上に、Rくんとの癒しの対面をさせてくれた村瀬さんありがとうございました。

みんなと会えたことで旅の色合いがより対馬色になった気がしました😊

最後にお別れの時に撮った4人での写真を✨️

対馬の村瀬さん、川口さん、あもちゃんと一緒に。

 

👇👇👇翌日に続く👇👇👇

 

 



 

 

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