先日、クライミングの下見に行こうとして、まだ蒸し暑さの若干残る照葉樹林を歩いていた。
大分涼しくなってきたとは言え、急勾配の森を歩けば汗だくになる。
必死に薄暗い照葉樹を歩いていると、分厚い落ち葉の足元に小さく、青く浮かび上がるものがあった。
ルリシャクジョウだ!
その日は、カメラを車に置いてきてしまっていたので、写真が撮れなかったのだがもう一度写真を撮るために足を運んでみた。
やっぱりいた!
花自体は5mm程だろうか…
このあたりで見たものはみな、茎の長さは4cm程。
腐生植物なので、葉緑素は無いので緑はどこにも混ざらない。
もう少しウロウロすると面白い佇まいのものに出逢った。
後ろの蔓は、ニンドウのものだろうか…
まるでしめ縄の前に立つ、2人の僧侶のようだ…
暗い森にヒッソリと、ヒッソリと咲く花。
静かな花だ…