「あっ、人間に見つかった!
しかも何か悪そうな奴だ!!
ヤバイっ
「おい、コラ!な、何すんだよぉ〜。」
「やめろよぉ〜」
とまぁ、ツバキシギゾウムシの心中を代弁してみました(笑)
ツアー中、友達のお客さんの背中にとまっていたようで、捕獲し撮影大会となった時の模様です。
ツバキの種に産卵をするこのゾウムシは、ツバキの厚い果皮を克服して何とか産卵管を入れたい。
一方、ツバキは産卵されないよう果皮を厚くして何とか種子を守りたい。
そんな双方の切磋琢磨が、共進化を促してきたとされています。
ツバキシギゾウムシの口吻(口のこと)は、ドリルのようになっていて厚く固いツバキの果皮に穴を開けられます。
だから、手で持っているとチクチクします。ゾウムシの中で最も口が長いのですから、その本気度が伺えます。
ちなみに、産卵する必要のない雄はこんな長い口吻は持っていないですぞ。
雌だけの武器なのです!
それにしても、「ツバキ(椿:植物)シギ(鴫:鳥)ゾウ(象:動物)ムシ(虫:昆虫)」とは、何とも立派な名前ですのぉ〜(笑)
どれも外せない気がするからなんか面白い♪