宮之浦岳に向かう登山道に、淀川という屋久島らしい清流が流れている。そこに架かる橋の下流側にヤマグルマとスギがともに対岸に倒れかかっていた。よくそこをコイタチがキッキッ言いながら、追い掛け合っていたり、静かに木の上に現れ突然目があったりしたものだ(笑)
そのシンボル的な二本の木が流された。5/19夜の大雨によるものだろう。この川は、見る限り相当穏やかな流れなのだが、度々鉄橋の上流側に葉が溜まっていたり、大きなスギが流れてきて引っかかったりしていたので、水量は結構多くなる川なのだ。
さて、まずはこれが今までの淀川(鉄橋から下流側を望む)。
そしてこれが5/21のもの。
せり出している枝を見ると、確かに増水時に運ばれてきた木っ端や葉が溜まっている。通常の水面からは2.5-3m位上の位置に当たるだろうか。
二本の木の根回りもご覧の通りごっそりと持って行かれた。苔の群落が綺麗な場所でもあったのに残念。淀川の立て看板も無くなっている。
変わりゆくのが自然。だからこそ、さよなら。ヤマグルマとスギよ。コイタチ達もきっと寂しがっている事だろう。