ホシケイラン(ガンゼキラン)〜屋久島の里に咲くラン〜
和名 | ホシケイラン(ガンゼキラン) |
学名 | Phaius flavus |
科名 | ラン科(Orchidaceae) |
観測日 | 2021.4.24 |
観測標高 | 150m付近 |
このラン科の植物は、ガンゼキランとしての名前の方が圧倒的に有名ですね。
ガンゼキラン(岩石欄)にも、茎の根本にバルブと呼ばれる偽球茎(水分や養分を貯蔵)があるのですが、それが大きく岩石に例えられてこの名前が付けられています。
花を含めた形態は一緒で、単純に葉に黄色い斑点が散りばめられているものをホシケイランと読んでいます。
屋久島でも数は少ないので、他の植物を探して歩いていた時に偶然一緒に行ってた山仲間が見つけたものです。
かなり堂々と咲いてました(笑)
ただ、見つけた場所の周辺も伐採が広がっているため、風通しが良すぎて乾燥しすぎて枯れてしまわないかちょっと心配になりました。
ランの花ってホント面白いというか、不思議な形が多いですよね?
今回見つけた株は50-60cmくらいある大きさだったのですが、併せて花も大きいので見ごたえがありました。
たしかに花は綺麗なのですが、なんといってもこの斑入りの葉です。
私はあまり斑入りの葉が好みではないのですが、このホシケイランだけは別!!
蛍が光った時のような黄色のような黄みがかった緑のような色合いが、葉に散りばめられているのです。
これが本当に美しい!
観賞用として育てられることも多いホシケイランですが、完全に美しい状態で育て上げたい気持ちも分かります。
普段は野生で見ていればもう大満足なのですが、この色合いには本当に心を奪われました。
思いがけなく出逢った今回のホシケイラン。
またいつか出逢えるかなぁ〜。
ヤクシカに食べられずにこれからも生き続けてくれることを願います。