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口永良部島噴火

2015年5月29日
栗生川でカヤックをしていたら、防災無線で

「ふんかけいかいれべるが5にひきあげられました。ひなんしてください。」

という文言が流れた。
無線を拡声器みたいなもので広げているので、音がハッキリとしないので「ぶんかけいかいれべる」とか聞こえて、全く意味が分からなかった。
せめて、口永良部島が噴火したという内容が無いと、音を聞いただけでは全くの???だった。妻からの連絡で始めて事態を理解。
上を見てみると、明らかにさっきまで青空が広がっていいた上空に見慣れない厚い雲が。

今日は東風だと思っていたが、高層は西風が吹いていたみたいで屋久島の西半分を覆った。
栗生では、爆発音も聞こえ、硫黄のような臭いも流れ込んできていた。
山々に噴煙がぶつかり、あたりは急に暗く、そして涼しくなった。
皆既日蝕の時の涼しさに共通する気がした。

しばらくすると一旦明るくなったのだが、灰が落ち始めぶつかってから粉々になるという感じだった。最初からサラサラと落ちてくる訳では無いのだ。しばらく第2波的な爆発のせいなのか、広く噴煙に覆われるようになった。

ここで、島の西側に向かってみる事にした。
すると、道路はこのような状態…。
降灰がつもり、白線も分からないほど。

そして、私が大好きな西部の森も沢山の降灰を受け、闘っていた。
海風が山肌を駆け上がる度に、灰が巻き上げられて上昇していく。
濃い緑の山肌がすっかりと色彩を失っている。
これは植物にとっても大きなダメージとなるだろう。
特に西部林道の森は、去年秋の大きな台風からの影響を引きずったままだ。

直接飲める屋久島の水も、ご覧の通り灰色に濁っている。

屋久島得意の大雨で灰を流して欲しいが、これも時間がかかりそうだ。
しばらくはこの灰の影響を森も人も受けるのだろう。

今回の噴火では人命が無事だったのがよかった。
元の生活に戻るのはさぞ大変だろうと想像出来るが、無事で何よりとしか言いようが無い。
火山の力をまざまざと見せつけられる日が続くなぁ。
火山列島・日本の宿命というかサイクルがそうさせるのかもしれませんね。

いただいたコメント
  1. YaYo より:

    伝えられる噴火規模の大きさに、島ごと吹き飛んでしまうのでは・・・?と、始め本気で思ってしまいました。
    怪我された方が少なく、無事に避難されたことは本当によかった。
    西部林道が、森が、緑が・・・と、離れた地から気安く口にすることさえ迷います。
    今後も続く危険、健康的な被害、生活上の障害ははかり知れず。
    どうか・・・と祈るばかりです。

  2. ケモ より:

    YaYoさん、本当に驚きました。
    ただ、やはり最近はずっと活発だったので、突然というよりは準備がある程度出来ていたのが良かったのだと思います。
    元の生活に戻るまでが災害からの復帰点でしょうから、そういう意味では残念ながら長くなってしまいそうな感じがしています…。

  3. YaYo より:

    島民の方たちが本当にきちんと『備え』ていたことが、報道等でよくわかります。
    地震、噴火、豪雨・・・ニュースによって知るばかりの私は身につまされる思い。
    災害時マニュアル、ハザードマップ・・・いくらあっても、いざという時には自分がどう動けるかにかかってきますよね。
    防災無線もしかり!
    夕べ関東でも大きな地震がありました。
    電車が止まり混乱する駅の様子、エレベーター動かず高層階に取り残される人々。
    そんな映像の直後に、避難の様子を淡々と語る島の小学生。
    災害によって被る大きな痛手、でも教えを無駄にしない。
    ちょっと恥ずかしいような、そんな気がしました。

  4. ケモ より:

    YaYoさん、口永良部島の噴火では、島民が現実の物として噴火を捉えてきていた事が最大の要素ではないかと思っています。あとは、人口の少なさとコミュニティーでしょうかね。

    関東を初めとする地震は大きかったようですが、本気で備えておいた方が良いかもしれませんね。何もなければ、笑って済むのですから^^
    人口の多さが関東ではネックになってくると思うのですが、システムさえ揃えれば持っている武器は田舎の比ではありませんので、システム作りとみんなの準備が大事かなぁと思いました。

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