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ツアー車をEVに刷新!BYD ATTO3で広がる屋久島のエコ旅

待望の2台目となる電気自動車"BYD ATTO3"導入

自然のポケットではこれまで、カヤックツアーに三菱の電気自動車「MINICAB EV」を、その他のツアーにはHONDAのハイブリッド車「インサイト」を使っていました。

インサイトは21万キロ近く走ってくれた名車。

ほとんど故障もなく働いてくれましたが、さすがにそろそろ引退かなぁ…ということで、新たな1台を探していたところ、偶然立ち寄った鹿児島市で以前から気になっていたBYDのディーラーを発見!

そこで担当してくれたのがBYD AUTO 鹿児島の原西さんなのですが、2日連続で足を運んで対応してもらいました。

その後も親切・丁寧に対応してもらい、お陰様で令和7年4月26日に納車となりました。

屋久島の宮之浦港に到着したばかりの「BYD ATTO3」をバックに、納車してくれた原西さんと一緒に記念写真。

同じ大人とは思えない2人の写真で恐縮です😂

 

 

「BYD ATTO3」の評判と実際の感想

さて、この「BYD ATTO3」。

車に詳しい方はよく知っていると思いますが、中国製の車なのです。

私は中国製の車というモノに最初は正直あまりプラスのイメージを持っていませんでした。

ただ、車の実物を生で見たり触ったりし、更には試乗もさせてもらいすっかりと虜になってしまいました。

この車は開発段階からEVとしてプラットフォームから生みだされ、デザインや安全性も世界基準で作られたのです(Euro NCAP対応)。

そして、航続距離は480kmという長距離を実現し、安全性が非常に高い構造の「ブレードバッテリー」を自社開発してしまうという凄さ。

しかもこのバッテリー、他社にも供給されているレベルというから驚き。

私が抱いていた中国車へのネガティブな感情は一掃されてしまいました。

購入前に、YouTubeとか見ているとネガティブキャンペーンも散見されてたので余計に不安だったのですが、客観的なものより中国製の車にアンチな人たちのコメントが大半なんだな…って思いました。

 

中でも特筆すべきは、そのハンドリングと回頭性の良さ!

コーナーを自分が描いたライン通りに走っていきます。コレはマジで凄い!

車のデザインも申し分無い。

BYDのデザインディレクターであるヴォルフガング・エッガー氏がきっと素晴らしいのだと思います。

エッガー氏は、アルファロメオやアウディなどでデザイナーを務めた経験があるようで、BYDのデザインを統括しています 。

彼のリーダーシップの下、BYDは世界各国から200名以上のデザイナーを集め、国際的な視点でデザインを進めているようなのであの美しいデザインにも頷けます。

 

エンジンがなくなり、デザインに関しても物足りなさを感じる日本車(個人的にはMazdaだけは素晴らしいと思う✨️)。

足回りの性能もまだ日本車の優位なポイントだと思っていますが、その差を実感でき、且つその性能差を求めている層は今はもうかなり減ってしまったのではないでしょうか…?

日本車メーカーを心から応援しているのですが、EVが色んなものを変えてしまったんだなぁとつくづく実感しました。

BYDの本気度を日本の自動車メーカーは肌で感じていると思います。

 

 

電気自動車で持続可能な観光を目指す

とはいえ、今回導入の一番の決め手はやっぱり「屋久島らしさ」。

屋久島は水力発電でほぼすべての電力をまかなっている島。

だからこそ、移動手段もできる限りクリーンな電気で賄いたいという気持ちがずっとありました。

そこで、まずは手の届く範囲でMINICAB EVを購入。それも気づけば14万キロ突破😅

でもメイン車両をEVにするにはなかなか予算が厳しくて…

そんなときに出会ったのがATTO3。

SUVでこの価格帯、走行性能、クオリティ。

まさに運命の出会いでした。

 

 

 

もちろんローンはしっかり組みましたが(笑)、それでも本体価格418万円。

このクラスのEVでこの価格…BYDの企業体制(自社開発&部品製造、レアアースの産出国、国策でのEV推進)を考えると納得です。

自社で多くの部品を作れる環境が整うと、電気自動車でも値段がここまで抑えることができるんだって驚きました。

それでも、私にすれば十分高い買い物ですが、このクオリティの電気自動車に乗れて、この電気自動車でツアーができるならば大満足です😊✨️

昔の日本車のように必要なモノはほぼ全て込み込みでの販売価格なので、現在の日本では当たり前のようになってしまっている必要なオプションをつけて行ったら数十万円も本体価格に上乗せになってしまうなんてこともありません。

すごく真っ当な商売だなぁとしみじみ思いました。

さて、EV導入といえば補助金制度。

今回は3つの制度を活用させてもらいました。

 

鹿児島県・屋久島でのEV導入で助けとなる補助金

まずは屋久島町ですが、屋久島町は「電気自動車導入促進補助事業」というものを行っており、1台につき55万円の補助金を出してくれています。

水の島・屋久島で水によって生み出された電気で車を走らせる。

そんな個人や法人を応援してくれる屋久島の方針は素晴らしいと思います。

しかも、ただやっているというポーズだけではなくて、本当に購入者の助けになるようなレベルの金額で補助してくれているので、ありがたく利用させてもらいました。

 

2つめは国(経済産業省)による「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金(CEV補助金)」ですね。

BYDは国産車ではないので、国による補助額は35万円と低いです。

国が国産車を応援するのは当たり前のことなのでそこに異論は無いのですが、実際にATTO3に乗って思ったのはもっと開発や製造段階で企業を応援していかないと、日本車は取り返しが付かないレベルまで差がついてしまうのではないかと思いました。

販売の段階で差を付けるのではなく、販売の部分では脱炭素を目標とした立場でもう少し平等に近い形で電気自動車全般の導入を補助し、開発や製造、資材調達などを国策で応援していく方が日本の自動車業界にとってよっぽど有益だと思いました。

 

最後は鹿児島県による「離島における電気自動車等購入支援事業」ですね。

こちらが最も少なくて1台につき20万円となっています😅

2025年度の情報はまだ出てないのですが、10万円に減額されるという話も耳にします。

屋久島町の頑張りに比べると、鹿児島県としての環境に対する力の入れ方が少し弱い気がするのは気のせいでしょうか…😅

今年度もあるのかどうか分かりませんが、離島が多い鹿児島県ではこういう事業は必須だと感じています。

特に電気自動車の場合、大きな故障などがあれば鹿児島に送る必要があるので、それを考えるとその分のコストを補助する意味からももう少し高くても良いのかなぁと思っています。

島は停電にもなりやすいので、その際に電気自動車から電気を引っ張れるという副産物もあるので、電気自動車推進には県ももっと積極的に取り組んでもらえたら良いなぁと思いました。

 

最後にひとこと

今回は、自然のポケットの新しい仲間のご紹介でした。

次回は、電気自動車購入を検討している方に向けてより細かい部分の紹介を出来たらと思っています。

BYDは日本の軽自動車への進出を決めていますので、参考になる方も多くなるのではと思っています😊

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