2021年7月16日 太忠岳(新婚旅行にて)
ご本人の言葉を借りると「新婚旅行がてら…」となるのですが、含蓄のある表現だなぁと申込いただいた時から思っていました。
この日は、天気予報からして雨模様だったのですが、お二人は装備も気持ちもバッチリと用意してくれていて、朝から太忠岳に登る気満々でした。
一緒に登るガイドとしては、こんなに嬉しいことはありません♪
登山口となるヤクスギランドに下り立つと、肌寒いくらいの気温でした。
雨は降っているものの、木の下を歩いている分にはほとんど分からない程度でした。
なので、このような壮大な景色を見上げても、雨粒に邪魔されることはありません。
この景色は、本当に屋久島らしい光景だと心から思う場所です!
今にも動き出しそうな木を前に、興味津々で思わず近寄って行かずにはいられません😃
屋久島で見かける木は本当に動的な木が多いです。
苔の綺麗なこの太忠岳ルート。
深い森があり、苔むした雲霧林もあり、本当に屋久島を代表するルートだと言っても言いすぎではないでしょう。
お二人も何やら盛り上がっているようです♪
山頂直下まで来た私たち。
青いカッパを着たMさんは直ぐに分かりますが、深い緑色したポンチョを着ているTさんは完全に森の一部になっています😆
このような天気ですが、実は私たち山頂でのんびりとご飯を頂くことができたんです!
これは、風向きと風の強さ、そしてこの巨大な天忠石(てんちゅうせき)のおかげで、一部だけ雨が全く当たらない場所が出来るのです。
そこを上手く利用してのんびりと珈琲タイム☕まで楽しめちゃいました♪
お二人は新婚旅行がてらw屋久島に来てくれていたので、ちょっとしたスィーツ🍰と一緒に改めてお祝いさせてもらいました㊗
山頂から少し離れた場所にある展望所。
こちらから、先程までランチをとっていた天忠石がよく見えます!
お二人ともとても嬉しそうです。良かった〜🥰
雨の日は、登りよりも下りの方が断然注意が必要です。
岩をくぐり抜けながらも、濡れた根に乗せる足に全集中です!
下り初めて1時間少し経つと、少しずつ晴れ間が出てきました。
1日を通して晴れ間が覗いては、また雨になりを繰り返していた1日だったとも言えます。
おかげで、このような晴れの美しさと、雨に濡れた雨の森の美しさの両方を堪能することが出来ました✨️
最後まで元気いっぱいに森を楽しんでくれたお二人。
コロナが無ければ海外旅行に行っていたはず…というお二人。
コロナのおかげで取り持つ屋久島とのご縁というのも実は結構多くあります。
つくづくご縁だなぁと思い、お二人との貴重なご縁に深く感謝した日となりました。