南アルプス縦走 1日目|夜叉神峠から南御室小屋へ

以前ブログを作り替えた時に、移設仕切れなかった南アルプス縦走を今回のブログテーマ乗り換えを機に復活させました。今振り返っても良い旅立ったなぁとしみじみ思っています😊
鳳凰三山を望んだ旅の始まり
2009年9月27日。
北アルプスを目指してからちょうど一年が経った。今回は、南アルプス縦走だ!
まず、羽田まで飛行機で向かい新宿でガスなどの必需品を購入。買い物で既に疲れ(笑)、特急「かいじ」に乗って甲府を目指す。
電車に詳しい友達に聞くと、「かいじ」とは「甲斐路」の事らしい!へぇ~でした(笑)ひらがなだと何のイメージも湧きませんものね。「かいじ」って何だろう??ってずっと話していたくらいですからね(笑)
甲府ではお米などを買い、夜にはきのこがたっぷり入った「ほうとう」を食べました。9月28日は朝から吉牛に行って定食を食べ、腹一杯に。思えば、これが最後の腹一杯となったわけです(泣)
お腹も満たされ、ウキウキでバスに乗って芦安(あしやす)へ。ここから乗り継ぎのバスターミナルまで20分位と言われ、他の交通手段もないので芦安市営駐車場のバス乗り場まで歩くことに。
ちなみに、週末と夏季のシーズン中は接続に問題はありませんのでご安心を。詳しくは、山梨交通まで。

結構な勾配の林道をトコトコと歩いていると、突然乗用車が停まり、「そこで待ってて」と・・・。そして、なんとうちらを拾ってバス停まで行ってくれたのだ
どうやら見かけた人がバスの時間に間に合わない事を察して、バスの方に教えてくれたらしい。それにしても迎えに来てくれるなんて・・・。人の優しさが身に染みます。なんか旅先で優しくされるのって「旅」の最高のエッセンスになりますよね♪
うちら二人だけを乗せたバスは急な山道をひた走り、ようやく夜叉神峠登山口へ。さ~て、いよいよ始まりだ~♪パートナーの太郎ちゃんが気持ち良さそうに歩いています。
出だしはカラマツ林を抜ける爽やかな路♪久しぶりのカラマツ君だ。所々に広葉樹も混じる。うんうんこの感じ、この感じ♪

カラマツ林の中で特に目立ったのがこの樹、オオカメノキ。屋久島にもあるのですが、ここまでの色づきをする個体は屋久島では珍しいかなぁ。まだ緑が主体のこの森の中で、オオカメノキが孤軍奮闘して彩りを加えていました。
そうそう、この辺りは近くの芦安小学校の生徒達による手作りの看板が取り付けてあって、植物を見ながら歩くのも楽しい。芦安小学校の生徒諸君よ、ありがとう!フクロウの彫り物とかもあって楽しかったぞ!

歩き始めること1時間ちょっと。夜叉神峠小屋に到着~。もう閉鎖されていたが、トイレは利用できるようになっていた。どうやら電気を利用しているバイオトイレっぽい。
ちょうど大きい方をしたかったので、利用させてもらうことに。一歩中に入ってビックリ!めっちゃ綺麗やん♪そして、入ると電気が自動的に付く。おまけに便器の中のフタが開きおがくずが見える。
そしていざ利用してみると、まずその匂いの無さに感激。おがくずの匂いがむしろ心地よい。そして、用を済ませるとゆっくりと攪拌が始まる。これで、次に利用した人も前の人の汚物を見る必要は無いわけだ。素晴らしい!!
これで、利用料100円なんて・・・。また更に屋久島のトイレ事情が恥ずかしくなってきました。早く解決しないとね!!いやぁ、しかし夜叉神峠小屋前の広場も気持ち良かった。白峰三山も見えるし、開放感溢れる良い場所だなぁ。

さて、暫く歩くと・・・。出ました出ました♪サルオガセが下がる樹林帯に。いやぁ、なんか南アルプスって感じがしますよねぇ。もっともっとこのような森を歩きたかったのですが、意外にもこれが最初で最後になりました。ざ~んね~ん。今度は、こういった森が広がるエリアを歩いてみたいナァ。

さて、元気に歩いていたのも束の間・・・。寝不足がたたり、どうも本調子が出ない。すごくバテやすい・・・。前回の北アルプスではバテるなんて数秒間あったか無いか位なのに、この時は何とも言えず疲れた。
南御室小屋(みなみおむろこや)まであと30-40分ほどの所にある苺平(写真の場所)に着いたときは、もう一刻も早く小屋に着きたい気分だった。シロバナヘビイチゴが多いことからこの地名が付いたらしいが、確かに探すと葉があった。
屋久島の高所にも見られ、夏に白い花を付けてかわいい。屋久島のは本当に小さいけどね。そんな苺平でのんびりしていると、辻山というピークへ寄ってから小屋に行く道を発見。明日の天気が崩れそうなだけに、もし可能なら鳳凰三山を是非ひと目見ておきたい!そう思ったらまた力が湧いてきて(笑)、そちらまで迂回していくことになった。

距離は無いけど、ちょっと迷いやすい感じの小道を抜けて一応三角点のある辻山に到着・・・。三角点だけ??と思ったら、更に小径が奥へと続く。すると、キマシた~。想像以上の景色が広がっているではないですかぁ!!
ついうっかり薄着で着てしまったのを後悔するくらい風が強かったですが、おかげで雲に切れ間が入ります。雲でスッポリ覆われたり、また爆風と共に姿を現したり。冷たい横風を受けながらも、明日は見ることが出来ないかもしれない山々を夢中になって見たものです。

厚~い雲が形を目まぐるしく変えながら薬師岳を舐めていく。あ~、あれが鳳凰三山(薬師岳・観音岳・地蔵岳)の一角かぁ。明日は予報によると雨の中の行程となりそうだ。日程的には余裕があるが、ここは雨の中でも行こうという事になった。明日も姿が拝めたら良いんだけどなぁ。

そんな事を思いながら、穴が開きそうな程眺めていると、更に視界がガバッと開けました!遠く地蔵岳の方まで見えるではないですか!ここに来るまで結構雲が厚く、展望は諦めていたのに何たる幸運!!
しかも今回は双眼鏡を持ってきたので、じっくりと観察。つくづくコンパクトのを買って良かったと思った。もし大きいのを買っていたら、まず家に置いてきただろうなぁと思った(笑)それにしても、Carl Zeiss Victory Compact 8x20BTは本当にハッキリクッキリと見えますなぁ。感動ものです♪

体が冷え切るまで魅入って満足したので、いよいよ南御室小屋に向かうことにした。ところが、そこからの路がまた良い♪苔の絨毯が隙間なく林床を多い、その周りをシラビソが立ち並ぶ。苔は見慣れているけど、なんかモコモコしてて綺麗だったなぁ。
苺平からの小径は是非お薦めですよ。まだ人がそんなに通らないのか、路が路らしく一人分の横幅を保っていたので踏み荒らすことのないように注意したいところだ。それにしても、シラビソば~っかり。
もとの登山道に戻ると道幅は大きくなり、小径のような情緒が無くなる。どんどん下っていくと、遂に南御室小屋が顔を出した。テント場と夜ご飯をお願いしに行くとしよう。
ここで問題勃発!テントは問題なし。問題は夜ご飯。南アルプスでは宿泊しないと夜ご飯だけというのはお願い出来ないらしい!!ここで一週間の晩ご飯消滅・・・。あははは、どうしようか(笑)
米をお昼のおにぎり用に各自2.5kgずつ用意してある。行動食は結構多め。よっしゃ、これで行くしかない!考えても晩ご飯は出てこないので、テントを張って飯にするかぁ。


