いよいよ最終章がはじまる。 旅の後半はものすごく落ちついた、静かな時間を満喫出来たと思う。 Arrigetch Peaksでのキャンプ生活も残る所2日のみ…あとはブッシュパイロットが私たちをセスナで迎えに来てくれるのを待つだけだ 7日目 下流へ向けてどんどん歩いていき、開けた所でフッと振り返ると、峰々が見えるでは...
キャンプの記事一覧
何も求めなくなっている自分がいる… そして、アラスカの大地だってただただ無機質に広がっているだけだ。 でも、そこで感じられる空気感がとてつもなくたまらないのだ…。 Arrigetch Peaksの針峰群最深部で見つけたカリブーの角、それをかじったげっ歯類の噛みあと…そんな形跡だけがここに動物の息づかいをかんじさせてい...
9日間の旅もいよいよ折り返し。 トラブル続きで始まった旅も、今は時間が静かに、そして大きく流れている。 これがアラスカの大地を流れる時間なのだろうか…。 Arrigetch Creekを目指し、熟したブルーベリーをむさぼるように食べ、ポーキュパインとの出逢いに恵まれる1日がはじまる 5日目の朝 これからはいくつかの...
なかなか青空が顔をみせない。 冬も近い北極圏ということを考えると、よくは分からないが当たり前のようにも感じた。 中央ブルックス山脈に内包されるArrigetch Peaks だが、原油採掘で揺れ動く政治的に危うい場所でもあり、時代を超えてこのままの姿で居て欲しい場所である 4日目 起きて遠くを望めばブルックス山脈の...
初日から命に関わる道具が2つも破損していることが発覚… かなり手痛い事実だが、もう8日後までは誰も来ない… 何とかするしかないのだ… 2日目 あいくにくの悪天候にあい、この日の移動は諦めた。 地形確認のために、もう少し上の稜線まで出てカンをつかむ。 その後は持参した「極北の動物誌」を読んで一日を過ごした。 こんな日は...
ついに最終日が来た…。 6日間、1秒1秒はしっかりと手応えのある重みのあるものなのに、過ぎ去ってみれば6日間なんてあっと言う間だ。 ワンダーレイク周辺で過ごした6日間、最後の日に出逢える景色に雄大なデナリの景色はあるのだろうか… 6月12日 いよいよ最終日だ。 目覚めのトイレを目指すと、なんと Snowshoe ...
空を刺そうとでもしているかのうような針葉樹に囲まれて姿を現した雄のムース。 予想をはるかに上回る山塊のデナリ。 全てが規格外の大きさだ! 北米大陸最高峰・デナリがキャンプ場のテント向こうについにその姿を現した 6月11日 結局晴れてきてはいるものの、朝にマッキンリーが顔を見せることは無かった。 仲間が帰るキャンパ...
いよいよキャンプも4日目。 毎日が楽しく、ワクワクしているので、毎日がとても濃密だ。 なのに、時間は静かに大きなうねりのように流れて行く。 不思議なものだ。 Wonder Lakeのまわりを取り囲むカンスゲの綿毛が揺れる尾根歩いたり、野生動物に出逢ったりしたキャンプ4日目 6月10日 待望の晴れだ! まだマッキンリ...
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