まずいきさつからですが、以前に電柱&電線の無い景観こそ屋久島には相応しいのになぁというコメントをfacebookをに書いた。
その後、NPO法人 電線のないまちづくり支援ネットワークに法人会員として加えさせて頂き、現在は電柱のないまちづくり(学芸出版社)
を購入して読んだ所です。
もう一冊「電柱のない街並みの経済効果」
あるのですが、まだ読めていません(^^;)
そんな中で、まずは屋久島に既にある電線地中化事例を見てこようと思って、見に行ってきました。
場所は島北部、屋久島最大の集落となる宮之浦にある県営屋久島環境共生住宅です。
一周道路となる県道に面しているのですが、この前を何度も何度も通りながら全く注意を払っていない場所でした。この入口だけはお馴染みなのですが、車を停めて歩いてみると意識が全く変わりますね。
広々とした道も気持ち良く、石塀もまた良い感じです。電線地中化を見に来たのですが、結局の所住んでいて気持ち良い、住んでいる所に愛着を持てる環境を造るというトータルでの着想が大事だとお思いました。
電柱の無い街並みってこ〜んなに広々としているのですね@@;
正直、驚きでした。要はそれくらいあの乱立する電柱に目が慣れていたということです。
住宅地の中を小さな通りが抜けており、これまた歩いていて気持ち良い♪
なにより、この小路を一目見た時から通り抜けたくなりましたからね^^
風の通りを意識されているみたいですが、本当に気持ち良かったです♪
海に向かってまっすぐ伸びる小路。途中にはベンチが置かれ、海を眺めたりゆったり休んだり出来るようになっていました。私もひとりポツンと座ってみましたw
屋久島の夜は本当に闇夜ですから、街灯は必須です。新月なんて、本気で一歩も足を前に運べないくらい暗いですw宮之浦はそこまで暗くないかな?w街灯は太陽光発電で動いており、これは屋久島ではたくさん取り入れられていますね。ただし、そういう場所を見て貰うと分かるのですが、街灯の奥に電柱が乱立し、二重に並んでいてまた余計に鬱陶しいです。もったいない><
かつてここにシンボル的な存在として風力発電用の羽がついていたはずなのですが、いつの間にか無くなっていることに気付きました。台風でやられたのかな?はたまた、あの音が苦情の原因になったのか?風力発電は大小にかかわらず、耳障りなのが最大の問題ですね。健康被害にまで発展する事例も多く見受けられるようですし。
ちょっと面白いなぁと思ったのがこの排水溝。屋久島はとにかく雨が多い。だから、排水溝が落ち葉や土砂で詰まったり、詰まってそこから水が噴水のように噴き上げている光景をよく見かける。でも、このスリットタイプ?ならば水が集まる前に排水溝へ雨水を導けるのではないかなぁと思った。住んでいる人に感想を聞いてくれば良かった。デジカメをぶら下げて、平日の日中ブラブラしていたので若干気が引けたのだwwヘタすると不審者ですw
いくつか電柱の地中化に伴う機器類も見かけられた。
これは、住戸開閉器盤。各戸へ配電される大元ですかね。
こちらは太陽光発電で灯る街灯の近くに設置されていました。
ガスのメーターもこんな感じでニョキッと飛び出していました^^
さて、今回は報告事例みたいな感じだが、最後に比較をしてみたいと思う。電柱のある景色と無い景色を…。
この共生住宅地を一歩踏み出した景色。
確かに普通の景色ってこうですよねぇ(T_T)
共用エリアとなる集合所の二階に上がって、海を望んでみる。
(^^;)
今度は同じ場所から共生住宅地を一望してみる。
(*^o^*)♡
いかがでしたか?
ここは新しくゼロから作り上げた場所ですから、やりやすい事例だとは思います。
でも、こういう景色が屋久島に広がったらどうでしょう?
気持ちの良い坂を海に向かって下りていくと、電線が縦横無尽に走る。
綺麗な虹が架かりカメラを構えれば電線&電柱。
台風の度に停電(台風で無くても停電ww)。
ライフラインの再検討と屋久島らしい景色の復活。
みんなで考えたらすごく楽しいと思うのは私だけかな?
最後に関連するサイトを見つけたので貼っておきます。
http://www.kkj.or.jp/contents/check_publication/symbiotic/02_18/p04.html
これ以外にも、有益なサイト見つけたよ〜という方は、是非リンクをコメント欄に残して下さい<(_ _)>
長くなりましたが、最後までお付き合いありがとうございました(*^_^*)