北アルプスでの研修中、空いた時間を見つけて読んでいたのがこの本。
昭和38年に発刊された本で、古い文学のにおい漂う本ではあるがすごくフィーリングにマッチして楽しめた。
舞台が上高地周辺で、実際に自分が通った場所が舞台になっているのも親近感が沸く。
私は旅先で、その地に関する本を読む傾向が多分にある。
今回は、登山をしながら登山をテーマにした本を読み、登山のモチベーションも維持できた(笑)
登山と文学の融合で、すごく良い一冊だった。
最近、再び登山系の漫画や小説が発売されているが、それらと比較すると圧倒的に「描写」が美しく、やはりこの本は文学の一冊なんだなぁと感じた。
北アルプスに行く機会のある方は、一緒に持って行くと良いですよ♪
「文学」とか「情緒」という言葉が嫌いな人には向きませんので、あしからず(笑)
北アルプス登山のお伴に最高です!!