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火山灰を洗い流す恵の雨

今日ほど雨の島である事がありがたく感じた事があっただろうか?
いや、水の島である事には感謝していたが、何かこうもっと直接的に恩恵を受けたというか。
短時間でその力を凝縮させられたというか。
上手く言葉には出来ない力を感じたのは事実だ。

噴火から23時間後の西部林道。
屋久島で断トツ降灰があった場所だ。
他の場所とは比較にならないくらい降灰量が多い。

13時間前より灰が降り積もっているのが分かる。
風が吹いた時の灰の舞い方が尋常じゃ無い。
予め用意してきたマスクを装着。
風が吹くと涼しいが、それによって舞う灰が目に入って痛い。
風上や上を向くと目がやられるので、ヤクザルが樹上に居ても観察するのは難しい。v
そうそう、ヤクザルと言えば、樹を下りるときに灰が積もっているせいかいつも以上に滑りながら下りてきたのは印象深かった。

蜘蛛の巣もご覧のとおり。

ヤクシカの足跡もこれ以上無いくらいにクッキリ(笑)
これは何か微笑ましかったなぁ(*^_^*)

林床のシダも落ち葉も灰まみれで、景色全体がモノトーンに近い色調だ。
樹幹だけで無くて、林内全体に灰が行き渡っているのが分かると思う。

3時間程歩いた後、雨が降り出した。
時折強く降るが雨量としてはまだまだ。
徐々に強まっているので、夜間に期待しつつ戻る。

3時間程雨が降った後、もう一度同じ場所を通ったので比較用に写真を撮ってみた。

この力(ちから)…。
緑が戻って来た。深い緑が。
川の水はまだ灰色のままだが、それもまた島を元に戻すための過程に過ぎない。
梅雨時期で本当に良かった。
また瑞々しいまでに濃い緑に覆われるまでもう少しかな。
灰が流されるにつれて、硫黄臭も薄まっていく…。
頑張れ、西部の森。

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