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に、本日(5/4)行って来ました〜。
私が担当したのは、花之江河。黒味岳と宮之浦岳の日帰りでは大事な起点となる上、縦走路としても大事なポイントなので、ここに携帯トイレブースを二基設置してあります。

現在はあくまでも仮設です。導入が正式に決まれば、木製となるであろうきちんとした明るいトイレブースが誕生します。

こちらは携帯トイレの使い方と諸注意。

さて、朝5:30に淀川登山口を出て、7:00花之江河到着。ここで、トイレブースのチェックをしたりして、記入すべき用紙を準備。6:30から雨が降り出し、傘をさしての調査開始となりました。あまりにも寒いので、おもむろにズボンを脱ぎ、パッチ(タイツ)を装着。これで、腰の冷えがとれました。もはや真冬並みの装備(笑)ジッとしているのって、本当にキツイっす。

ここが、私が9時間以上陣取った場所(笑)200名近い人が登っていき、多くの人に協力してもらいました。協力してくれたみなさん、本当にありがとうございました。そして、たくさんの方々とお話しできたのもすごく楽しかった。おかげで、時間が経つのが早かったです♪また、差し入れをくれた方達もいました。おにぎり、カップラーメン、キャラメル、うまい棒、パイなど。温かいお心遣いありがとうございました。おかげで、動いていない割には寒さでお腹が空いていたので、すっごく助かりました♪

一日の調査を終え、色々と考えました。携帯トイレ、決して完璧とは言い難いものであるのは間違い無いと思います。でも、屋久島の現状を考えると、今は携帯トイレで繋いでいく必要があると思います。荒川登山口のトイレが改修される事が決まり、新高塚小屋もバイオトイレになることがほぼ決まっています。今あるトイレを新たな物にしながらも、新設出来ない場所(地理的・財政的に)は当面携帯トイレでやっていった方が良いと思います。現に、GW中の花之江河と言ったらティッシュの花盛りなのに、今年は皆無!これだけでも山の実質的・視覚的な美しさは格段に違います。携帯トイレ自体がゴミを増やすことになるので、100%のものではないでしょうが、携帯トイレそのものをもっともっと新たな発想で創っていっても良いのではとも思いました。極端な話、男の人なんてペットボトルを改良したものに尿を入れて、里で普通にトイレに流せば軽いし(笑)かさばらないし、漏れないし!ボトルは洗ってまた使えば良いと思う。ゴミは出ないし、山からの屎尿搬出量は減るし、良いと思うけどなぁ!誰か、女性版を考えてください(笑)大きい方は、土で分解するタイプとかもあるけど、もっともっとゴミが出ない方法は無いかなぁ。極論、人がたくさん居なければ自然が分解してくれます。でも、人が集中する登山道は、特に高所では分解速度も遅いし、キャパが少ないです。みんながみんな、野外トイレのきちんとした方法を知っている訳でもないしね。というか、知らない人の方が多いだろうなぁ。それに、そこに住んでいない限りその場所のさじ加減を判断するのは難しいかもね。これを機に、もっともっと深く考えていきたいです。

最後に、今日一日頑張った調査票と傘、そして一日私を楽しませてくれた黒味岳の写真です。あまりにも動かなかったので、帰りは何故かテンションがあがり、荷物はちょっと多いけど登山口まで1時間以内に帰れるかなぁ〜なんて思ったら、もう止まらなくなりました(笑)軽いランナーズハイみたいな感じ。楽しめる範囲で、そそくさと帰ったら56分。花之江河って意外と近いのね♪

いただいたコメント
  1. あかねずみ より:

    本来、自然を愛する人たちの行動が自然破壊につながる・・・というのが悲しい現実ですよね。とほほ。

    一日に数人とか数十人程度なら、さほど影響はないのでしょうが、数百人から千人などということになると、道は踏み固められて植物はオオバコとかしか生えなくなるし、ティッシュ散らばり、悪臭漂う悲しい世界になっちゃいますよね。
    最低限、紙は持ち帰るというマナーも知らない人が多いのでしょう。
    新聞を見て、さらに悲しくなったのは、屋久島のトイレの寄付金の少なさ。あれだけの入山者がいて、それっぽっち??
    とびっくりしました。たったの百円をなぜ出さないのか・・・節約生活で百円の飲み物は買わず、常に水筒と使いまわしのペットボトル持参のおいらですが、エコトイレ使用時はちゃんと百円入れますぞ!

    最後に、長時間の調査ご苦労様でした。おいらも時々環境調査で「定点調査」なるものをするので、そのしみこむ寒さはよーく知ってます。普通に山歩きの時は、歩いているから寒さはほとんど気にならないんですけどね。

  2. ねこ より:

    お疲れさまでした〜。
    この連休、縄文杉に1日で最高1000人の人が詣でたと
    新聞で読んで、くらくらしました。
    あかねずみさん言うように、厳しい現実です。
    これからどう選択していくのか…。
    花之江河は、ちょうどトイレに行きたくなるポイント
    なんですよね。簡易トイレでも、ある方がいいなぁ、
    と単純に思います。

    トイレのことって、仲間内とかでは話をしても、なかなか
    公の場?では示されないんですよね。
    ガイドブックとか、ウェブサイトとかで、旅行者向けに
    (屋久島には登山目的じゃなくても自然に入る人も
    多いので)早い段階で発信してみてもいいのに、
    と思ったり。情報出す側の足並みがそろわないと効果は
    出ないんだろうけど。

  3. ケモ より:

    あかねずみさん、ねこさん、こんにちは〜。
    屋久島の募金の少なさ・・・。確かに・・・。
    でも、行政側にも問題点は多く、なんだかんだこじつけてはいるけど、縦割り行政を打ち破っての一元化さえ出来ていない現状。募金の使途・目的が曖昧など、募金する側が「これなら募金したい!!」と思える土壌を作れていないのも問題です。屋久島に住み、屋久島の山で仕事をさせてもらっている私にでさえ??な部分が多くてはねぇ。これは、行政が一元化されることでほとんど解決出来てしまうものです。

    あと、一番問題だと思うのが「夢」が無い・・・。議論に夢が無いのです!問題になっているから話し合う。当たり前の事ですが、「問題を解決するために話し合う」のと「より良くするために話し合う」というのは、同じようで違う様な気がするんですよねぇ。現在、ガイド部会のトイレ小委員会のメンバーなのですが、行政も交えて話し合うときにいつも感じます。もちろん、非常に少ないですが夢を持って話し合いの場に臨んでくれる人ももちろんいますよ♪非常に少ないと感じますが(笑)

    話が逸れましたが、携帯トイレについては毎回ツアーでも持参しようと思います。携帯トイレが万能では無いですが、トイレ問題から山環境を考える一筋の道になれば、大きな意味があるかなぁと思いました。携帯トイレを使って持ち運ぶのは抵抗が大きい人も多いと思います。ですが、まず使ってみてください。使わないで議論を重ねても全くの無意味です。使うと、次のステージが見えてきますので!

    GWも終わり、屋久島の山々がティッシュの花盛りを免れただけでも、すごく大きな意味があったと思います。この試験導入から、一層踏み込んだ包括的なトイレ問題議論を重ねていけたらと思います。屋久島の外から、あかねずみさんやねこさんも厳しい目を屋久島に向けておいてください。外からの目、これは屋久島には効果的ですので(笑)

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